【古生物】顕花植物の起源はこれまでの考えよりも1億年も古い三畳紀初期、新しい化石の発見により判明/スイス・チューリッヒ大学
顕花植物(Flowering plants)は、針葉樹、銀杏、ソテツ、および種子シダに近い現在は絶滅した植物から進化したものと考えられている。顕花植物の最古の化石は花粉となる。花粉は、小型で、堅牢で、無数に存在していたため、花や葉よりも簡単に化石化して残ることができたのである。顕花植物は、こうした花粉の化石の存在により、約1億4000万年前の白亜紀前期まで遡ることができる。