【研究】選択的オートファジーの目印となる鍵分子を発見、細菌感染症の新たな治療法の可能性も/東北大など
侵入した細菌などを細胞が分解して排除する際、細菌を見分ける「目印」となる分子を、東北大や東京医科歯科大の研究グループが見つけた。細菌感染症やアルツハイマー病などの治療につながると期待される。11月21日付の米科学誌「モレキュラーセル」(電子版)に発表した。細胞内には、特定の小器官が、不要なたんぱく質を栄養にしたり、入り込んだ細菌を異物とみなして分解したりする「オートファジー(自食作用)」という仕組みがある。