【古生物】14年前、勝山市教委の職員2人が発見した卵の殻、鳥類では世界最古の化石 福井県立大学恐竜学研究所発表
福井県立大学恐竜学研究所は、同県勝山市の1億2000万年前(白亜紀前期)の地層から鳥類では世界最古となる卵の殻の化石が見つかったと発表した。鳥の種類や卵全体の大きさは不明だが、鳥類の進化の過程を知る貴重な手がかりになるという。同研究所によると、化石は3点で、いずれも縦、横最大3ミリ。肉食恐竜の卵は、断面が2層で厚さも1ミリ程度あるが、今回の化石は3層構造で0・4ミリと薄く、表面が滑らかな点も含めて鳥類の特徴と一致した。