化学兵器対策にシロガラシ(マスタードの原料)、使用の証拠や汚染除去に
【AFP=時事】マスタード(洋がらし)の原料などとして長らく親しまれてきたシロガラシ(学名:Sinapis alba)が、化学兵器対策に利用できる可能性があるとの研究が、21日の英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society A)」に発表された。研究所での実験で、シロガラシを猛毒の神経剤「VXガス」に汚染された土壌で育てたところ、VXガスは根から吸収されて45日間にわたってシロガラシに残留した。