【生物】常緑樹から落葉樹主流に=6600万年前の気候変動で―米大学
約6600万年前の白亜紀末に地球規模の気候変動が起き、恐竜など動植物の大半の種が絶滅した後、森林の中心は成長が遅い常緑樹から成長が早い落葉樹に移行したことが、葉の化石の分析で裏付けられた。米アリゾナ大などの研究チームが22日までに米科学誌プロス・バイオロジーに発表した。白亜紀末にはメキシコ・ユカタン半島に直径約10キロの巨大隕石(いんせき)が落下し、直径200キロ近いクレーターができるとともに、大気中に舞い上がったちりで太陽光が遮られ、気温が低下したと考えられている。