【医学/分子生物】DNA損傷修復の異常が糖尿病の一因 - 東京医科歯科大など
DNA損傷の修復や発がん抑制に関わる分子ATMが脂肪細胞の分化を促し、個体の糖代謝を調節していることを、東京医科歯科大学発生発達病態学分野・小児科の高木正稔(たかぎ まさとし)講師らが突き止めた。糖尿病患者が、がんになる確率は平均1.2倍という関連の謎を解く新しい手掛かりになりそうだ。東京医科歯科大学内分泌代謝学分野、国立長寿医療研究センター、国立成育医療研究センター、順天堂大学、ソニー・ライフサイエンス研究所との共同研究で、2月12日付の米科学誌セルリポーツのオンライン版に発表した。