【遺伝子工学】従来の約100倍のサイズのゲノム編集が可能に! マウス・ラット等の遺伝子改変効率を向上させる新しい技術を開発
【研究成果のポイント】
•ゲノム編集技術‘CRISPR/Cas システム’※1 と一本鎖オリゴ(ssODN)※2 を利用する二つの新しい遺伝子改変技術の方法を開発
•これにより、動物の受精卵において、これまで難しかった数百 kb の大きさの染色体領域のゲノム導入に成功•マウスやラットなど様々な動物における遺伝子改変操作の効率を向上させるとともに、作製された遺伝子改変動物※3 は、創薬研究、トランスレーショナル研究、再生医療研究などへの幅広い利用に期待
概要
大阪大学大学院医学系研究科附属動物実験施設の真下知士(ましも ともじ)准教授、情報・システム研究機構国立遺伝学研究所マウス開発研究室の吉見一人(よしみ かずと)助教らの研究グループは、ゲノム編集技術‘CRISPR/Cas システム’と一本鎖オリゴ(ssODN)を利用する二つの新しい遺伝子改変技術の方法(「lsODN(長鎖一本鎖 DNA)法」※4 と