【遺伝子医学】川崎病の発症に関わる「ORAI1遺伝子の多型」を発見 日本人に多い遺伝子多型が関与
要旨
理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター循環器疾患研究グループの尾内善広客員研究員(千葉大学大学院医学研究院公衆衛生学准教授)、田中敏博グループディレクターらの共同研究グループ※は、川崎病の発症に関わる「ORAI1遺伝子[1]」の遺伝子多型[2]を発見しました。川崎病は乳幼児を中心に発症する原因不明の急性熱性疾患であり、1967年に小児科医の川崎富作博士(現・日本川崎病研究センター理事長)によって初めて報告されました。