【考古学】8000年前の赤ん坊の手形、実はトカゲの足? 夥しい数の手形と岩絵で知られるエジプトの洞窟遺跡、謎がさらに深まる
2002年、ナイル川の西に広がるエジプトの西方砂漠で8000年前の洞窟遺跡「ワディ・スーラ II(フォギーニ・メスティカウィ)」が発見されたとき、研究者たちはその壁を埋め尽くすたくさんの岩絵に驚かされた。野生動物や人間、頭のない奇妙な生きものなどが描かれていたことから、この場所は「獣の洞窟(Cave of the Beasts)」と呼ばれるようになったが、その他にも何百という数の人間の手形も見られた。