【医学】髄膜炎菌感染症の新たな薬剤標的を発見 遺伝情報翻訳の遅れを解消するタンパク質が髄膜炎菌の生存に不可欠
要旨
理化学研究所(理研)横山構造生物学研究室の横山茂之上席研究員、柳沢達男研究員、理研環境資源科学研究センター生命分子解析ユニットの堂前直ユニットリーダーらの共同研究グループ※は、髄膜炎菌感染症の原因となる髄膜炎菌[1]の生存には、タンパク質「EF-P」が不可欠であることを発見しました。EF-Pは、アミノ酸「プロリン(Pro)」が連続する配列のために起こる遺伝情報翻訳の遅れを解消するタンパク質です。