【分子生物学】ヘミメチルDNAの新機能 NP95の結合により抑制型ヒストン修飾を解除
要旨
理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター免疫器官形成研究グループの古関明彦グループディレクターらの国際共同研究グループは、「NP95[1]」と呼ばれるタンパク質が、転写を抑制するメチル化DNAと転写を活性化する非メチル化DNAの中間状態である「ヘミメチルDNA[2]」に結合することにより、抑制型のH3K9ヒストン修飾[3]を解除し、内在性レトロウイルス(ERV)[4]配列の転写を誘導することを発見しました。