【観察技術/電磁気学】1兆分の1秒で起きる磁気的性質の変化を観察 X線と赤外線のレーザーを組み合わせた極短時間測定
要旨
理化学研究所(理研)放射光科学総合研究センターの田中良和専任研究員と、ブルックヘブン国立研究所のマーク・ディーンAssociate Physicist、SLAC国立加速器研究所のディリン・ヂューInstrument Scientistらの国際共同研究グループは、極短パルスのX線領域のレーザーと赤外線領域のレーザーを使って、磁性体「Sr2IrO4」で起きる1ピコ秒(1兆分の1秒)程度の磁気的性質(スピンの配列)[1]の変化を観察することに成功しました。