【医学/生化学】死亡率の高い膵がんと肺がんを促進するタンパク質を発見
本研究成果のポイント
•早期発見が困難で難治性の、膵がんと肺がんにおけるがん促進因子を発見•両がんの細胞増殖を促進するタンパク質Dkk1※1 の新しい受容体としてCKAP4※2 を同定
•Dkk1とCKAP4が両がんのバイオマーカー※3 になることで、早期発見に繋がる診断薬の開発につながるとともに、CKAP4に対する抗体が治療に応用できれば、効果の高い治療薬開発につながると期待概要
大阪大学大学院医学系研究科生化学・分子生物学講座(分子病態生化学)の菊池章教授の研究グループは、膵がんと肺がんにおいて発現する二つのタンパク質Dkk1とCKAP4が結合することにより、がん細胞の増殖を促進することを明らかにしました。