【歴史】奈良・興福寺の国宝十大弟子像、元は柔和な表情? X線CTスキャン調査で変更の痕跡判明、興福寺
奈良・興福寺の国宝十大弟子像(脱活乾漆造〈だっかつかんしつづくり〉、734年)の舎利弗(しゃりほつ)像について、口を閉じている顔が原型の段階では口を開き、穏やかな表情だったことが、九州国立博物館などのX線CTスキャン調査で分かった。同じ時期につくられた興福寺の国宝阿修羅(あしゅら)像(同)でも表情変更の痕跡が明らかになっており、奈良時代の仏師の苦労の跡を知る発見として注目される。
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奈良・興福寺の国宝十大弟子像(脱活乾漆造〈だっかつかんしつづくり〉、734年)の舎利弗(しゃりほつ)像について、口を閉じている顔が原型の段階では口を開き、穏やかな表情だったことが、九州国立博物館などのX線CTスキャン調査で分かった。同じ時期につくられた興福寺の国宝阿修羅(あしゅら)像(同)でも表情変更の痕跡が明らかになっており、奈良時代の仏師の苦労の跡を知る発見として注目される。
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