【医療・バイオテクノロジー】関節リウマチ患者 腸内で特定の菌増加
■腸内微生物叢の全ゲノム解析により関節リウマチ患者の腸内細菌の特徴が明らかに
研究成果のポイント
微生物叢の全ゲノム情報(メタゲノム※1)に対するショットガンシークエンス※2により、網羅的な解析を行うメタゲノムワイド関連解析を実施日本人集団の関節リウマチ※3患者の腸内微生物叢※4に特異的な菌種や遺伝子量の変動を明らかに関節リウマチの大規模疾患ゲノム解析の結果とメタゲノム解析の結果を比較し、メタゲノムと宿主のヒトゲノムの間にアジア人集団特有の関連があることを同定概要
大阪大学 大学院医学系研究科 大学院生の岸川敏博さん(博士課程)、岡田随象 教授(遺伝統計学)らの研究グループは、日本人集団の関節リウマチ患者と健常者の腸内微生物叢が持つゲノム情報(メタゲノム)から、菌種や遺伝子、パスウェイ※5などの情報を網羅的に解析するメタゲノムワイド関連解析を実施しました(図)。