【化学】光合成細菌を用いてクモ糸を作ることに成功 -天然資源を利用した物質生産のモデル微生物 京大
沼田圭司 工学研究科教授(理化学研究所チームリーダー)、チューン・ピン・フーン 同特定助教、樋口美栄子 理化学研究所研究員らの研究グループは、原始的な光合成生物である海洋性の「紅色光合成細菌」を用いてクモ糸シルクタンパク質を生産することに成功しました。今回、本研究グループは、海洋性の紅色光合成細菌にジョロウグモの牽引糸タンパク質の一つである「MaSp1」をコードする遺伝子を導入し、細胞内で発現させることに成功しました。