【米ミネソタ大】引用2300回、「先駆的」アルツハイマー論文の改ざん疑惑とは
認知症患者の6~7割を占めるアルツハイマー病に関し、病気の原因に関する先駆けとなった研究で不正が指摘されている。米科学誌「サイエンス」に7月、米ミネソタ大の神経科学者らが発表した論文に、改ざんの疑いがあるとの記事が掲載された。疑惑指摘の論文、多数で引用される
脳内では、異常なたんぱく質「アミロイドベータ(Aβ)」が神経細胞の周辺に複数集まって「オリゴマー」(神経への毒性が高いたんぱく質)になると、細胞が傷付けられて死に、その影響でアルツハイマー病が発症すると考えられている。