【宇宙開発】東北大など、宇宙機用無電極プラズマ推進の変換効率を約30%まで向上することに成功
東北大など、宇宙機用無電極プラズマ推進の変換効率を約30%まで向上することに成功東北大学と科学技術振興機構(JST)は11月11日、高周波プラズマ源と磁気ノズルによるプラズマ加速を経て宇宙空間へ燃料を噴射し推力を発生する、大電力無電極プラズマ推進機「ヘリコンスラスタ」のプラズマ発生部に、プラズマ閉じ込め磁場構造「カスプ」を印加することで壁面へのエネルギー損失を抑制できることを見出し、高周波電力から推進エネルギーへの変換効率が従来の20%から約30%に向上したことを室内実験で明らかにしたほか、理論モデルによって実験結果を説明できることを示したことを発表した。