【物理】東北大など、0.1~100ナノ秒の幅広い時間分解能で原子運動の測定を実現
東北大など、0.1~100ナノ秒の幅広い時間分解能で原子運動の測定を実現東北大学、理化学研究所(理研)、高輝度光科学研究センター(JASRI)、科学技術振興機構(JST)、住友ゴム工業の5者は6月18日、従来の原子運動測定装置では、観測可能な時間範囲が装置の性能から決まる特定の1つの時間分解能の近辺に制限されてしまっているなどの理由から、放射光X線でナノ秒程度の原子運動観測を行うにはこれまで大きな制限があったが、時間分解能を2つ持つ新しい放射光X線分光型測定技術を開発し、0.1~100ナノ秒という従来にない広い時間領域で原子・分子・ナノ構造体の運動の測定を可能にしたと共同で発表した。