【毎日新聞】<加計新学部>首相、丁寧に強弁 「指示せず」の一点張り 「丁寧な説明」にはほど遠い
◇衆院予算委員会の閉会中審査
安倍晋三首相は加計学園問題を巡り強気の答弁を続けた通常国会から一転、24日の衆院予算委員会では「国民から疑念の目が向けられるのはもっともなことだ」と低姿勢に努めた。ただ、肝心の国家戦略特区決定の手続きについては「指示していない」の一点張り。文書で記録を残している文部科学省などの主張を首相側が記憶だけで否定する「強弁」の構図は変わらず、野党のただした「加計ありき」の疑念を払拭(ふっしょく)するには至らなかった。