文化財保護法改正案まとまる 市町村に権限移し活用しやすく
政府は、地域で文化財の継承に取り組むとともに、文化財を町おこしなどにも活用しやすくするため、国の持っている権限の一部を市町村に移すことなどを盛り込んだ、文化財保護法の改正案をまとめました。改正案では、寺や神社などでコンサートを開くために仮設のステージを設けたり、史跡周辺の景観に配慮して電線を地中に埋めたりするなど、地域の文化財の「現状変更」を市町村が柔軟に行えるように、国から権限の一部を移し、文化財を町おこしなどに活用しやすくするとしています。