【高プロ】働き方改革法「過労死防止と矛盾」=遺族ら、成立に憤り
高収入の専門職を労働時間規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」創設を含む「働き方改革」関連法が成立した29日、過労死で身内を失った遺族らは「残念で悔しい」「憤りを感じる」と無念の思いを口にした。遺族らは黒い服を着て、遺影を手に参院本会議を傍聴。討論や採決を厳しい表情で見詰めた。広告大手・電通の新入社員で過労自殺した高橋まつりさんの母幸美さん(55)も国会審議を初めて傍聴し、成立するとハンカチで悔し涙を拭った。