【防衛白書】“北朝鮮”これまでにない重大かつ差し迫った脅威 “中国”地域・国際社会の安全保障上の強い懸念
政府は28日午前の閣議で、2018年版「防衛白書」を了承した。北朝鮮の核・ミサイル開発について「これまでにない重大かつ差し迫った脅威」と位置づけ、6月の米朝首脳会談以降も「基本的な認識に変化はない」と強調した。中国軍の動向に対しては「地域・国際社会の安全保障上の強い懸念」との見方を示した。北朝鮮の脅威認識は、17年9月に強行された6回目の核実験後に打ち出した表現と同じで、16年版白書の「重大かつ差し迫った脅威」、17年版の「新たな段階の脅威」よりも深刻度が高い。