【スピントロニクス】福井大など、マヨラナ粒子をスピン流によって観測する手法を提案

福井大など、マヨラナ粒子をスピン流によって観測する手法を提案福井大学、東北大学、千葉大学、東京大学(東大)、科学技術振興機構(JST)の5者は3月6日、スピントロニクス分野でよく用いられる温度差によってスピンを流す「スピンゼーベック(SS)効果」現象を用いて、「量子スピン(QS)液体」状態に現れる「マヨラナ粒子」(粒子と反粒子が同一の中性フェルミ粒子の一種)の新しい検出手法を理論的に提案し、SS効果によって生じるスピン流の磁場・温度依存性に、マヨラナ粒子に特徴的な振る舞いが現れることを発見したと共同で発表した。