【年収の壁】公明が新案提示 年収850万円以下で控除額4段階
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公明党は21日、所得税がかかり始める「年収103万円の壁」の引き上げについて、年収850万円を上限に、4段階で控除額を上乗せする新たな案を自民党、国民民主党に提案した。自民は党内協議を経て、賛同する見通し。国民民主は持ち帰って検討するとした。3党は週明けにも再度協議する。公明案では、年収200万円以下の場合に、最低限の生活費に課税しない基礎控除(58万円)を37万円上乗せし、「壁」である課税水準を従来方針の123万円から160万円に引き上げる。