【米輸入車関税案】日独に打撃も=米消費者に影響
トランプ米政権が輸入自動車と部品の関税引き上げについて検討を始めたことは、国内外に波紋を広げている。自動車を基幹産業とする日本、ドイツに打撃を与えるとの試算もあり、両国では危機感が強まる。米国内で輸入車の価格が上昇すれば、輸入業者や消費者のほか、米自動車メーカーにも影響が及ぶとみられる。ドイツのIFO経済研究所の試算によると、米メディアが報じたように最大25%の関税が輸入車に課された場合、日本の国内総生産(GDP)を約5450億円(最大0.1%)押し下げる可能性がある。