【賃金統計】実質賃金1.0%のマイナス、物価高響き5カ月連続=5月の毎月勤労統計
厚生労働省が9日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、5月の実質賃金は1.0%のマイナスと、前年同月を5カ月連続で下回った。消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)の高止まりが響いた。名目賃金に当たる現金給与総額は27万5597円と、前年同月を0.2%下回った。パートタイムを除く一般労働者では0.3%増と2カ月連続のプラスとなっており、賃金動向について同省は「基調としては緩やかに増加している」(賃金福祉統計室)としている。