【韓国】文在寅大統領また米中の狭間に=インド太平洋戦略に「協調」、中国・習近平国家主席からはTHAADでクギ
韓国の文在寅大統領は6月末の米韓首脳会談後、日米が唱える「自由で開かれたインド太平洋戦略(FOIP)」に「協調する」と表明した。同時期の中韓首脳会談で中国の習近平国家主席からは在韓米軍に配備された高高度迎撃ミサイル(THAAD)問題でクギを刺された。文大統領はまた米中の狭間に入り込みつつあるようだ。FOIPは中国を念頭に日本、米国、インド、オーストラリアなどが安保・経済で連携するという大きな枠組みの構想で、中国が主導する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に対抗する狙いもある。