【朝鮮日報】日本で年に400件の親族殺人が発生…彼らはなぜ家族を殺したのか
新刊】石井光太著、キム・ヒョンウク訳『家族の重み』(ヒューマニスト刊)「私…私は熊沢といいます…。息子を殺したので、自首しようと思います…」。2019年6月1日、警視庁に緊急通報の電話がかかってきた。声の主は、農林水産省事務次官を務めたこともある元官僚の熊沢英昭(当時76歳)。大学を中退してから隠遁(いんとん)型の引きこもりだった40代の息子は、事件当日、小学校の運動会の声がうるさいとして「大きな事件を起こしてやる」と言った。