【社会】吉野ケ里遺跡に隣接のメガソーラー、差し止め認めず 佐賀地裁が請求却下
弥生時代の集落跡として知られる吉野ケ里遺跡(佐賀県神埼市など)に隣接する大規模太陽光発電所(メガソーラー)が、景観や遺跡の歴史的価値を損ねるとして、周辺住民らが県に対し、事業者への土地の賃貸差し止めなどを求めた訴訟の判決で、佐賀地裁(立川毅裁判長)は9日、住民側の請求を棄却した。訴状によると、住民側はメガソーラーが遺跡の環境や文化を破壊し、自治体が文化財保存に努めなければならないとする文化財保護法に違反すると主張している。