【地震】熊本県内に430箇所ある「指定避難所」のうち32箇所が建物の損壊などで閉鎖。耐震化の義務付けなく
◇全部で430カ所 耐震化の義務づけなく
熊本地震で、災害時に被災者が一時滞在する「指定避難所」が、熊本県内の11市町村で計32カ所閉鎖されていることが毎日新聞の調べで分かった。建物の一部が利用できない施設も少なくとも27カ所ある。地震による建物の損壊や周辺の土砂崩れなどが原因。東日本大震災(2011年)を教訓に、速やかに被災者を受け入れ、物資を配布する拠点などとして市町村に指定が義務づけられたが、地震対策が不十分である実態が露呈した形だ。