【鉄道】長崎県知事「新幹線は全線フル規格で」 フリーゲージトレイン遅れ
九州新幹線長崎ルート(博多-長崎)の2022年度の暫定開業をめぐり、国土交通省鉄道局の江口秀二技術審議官は19日、佐賀、長崎両県を相次いで訪問。開発中のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)に技術面の課題が生じ、先行車両が間に合わない見通しになったと関係者に説明した。長崎県の中村法道知事は会談後、記者団に「FGTの導入が難しいならば、あらゆる選択肢を検討する必要がある」と述べ、長崎ルートの全線フル規格化を求める姿勢に転じる可能性を記者団に重ねて示唆した。