【諫早問題】福岡側、佐賀漁業者の説得を提案...国が提示する漁業振興基金は100億円
国営諫早湾干拓事業(長崎県)の開門に代わる措置として国が提示する100億円の漁業振興基金案を巡り、受け入れを見送った佐賀と基金案に賛同する福岡、熊本の漁業団体の協議が10日行われた。福岡側が佐賀の漁業者を直接説得したいと提案。熊本側も賛同し、佐賀側が検討することになった。参加者が明らかにした。福岡県柳川市での非公開の会合で、佐賀県有明海漁協が、漁業不振が深刻な県南西部の意見も踏まえ、開門を巡る訴訟の動向を見守るとして9日、結論を先送りした経緯を説明した。