【企業】パナソニックの中国傾注がどうにも心配な理由 コロナショックで前提は大きく変わっている
日本の対中国輸出入総額(2018年)は、2位であるアメリカの14.9%を抜き、21.4%と断トツ首位にある(財務省貿易統計)。今や、日中の経済関係は切り離せなくなっている。この現象を、多くの日本企業は世界経済の潮流として、楽観的に受け入れてきた。ところが、コロナウイルス感染問題を機に、全日本来訪者のうち、約30%を占める中国人旅行客が激減したインバウンドの落ち込み、自動車メーカーに見られるサプライチェーンの断絶など、「中国依存型経済」によるチャイナリスクが改めて問われている。