ワクチン追加摂取は効果が薄れた場合のみ必要 WHOと米FDAの科学者が論文発表
世界保健機関(WHO)と米食品医薬品局(FDA)の科学者らは英医学誌ランセットに13日に掲載された論文で、一般の人に対する新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)は必要なく、1回目の接種もまだ受けていない人たちにワクチンを融通することで多くの命が救われるとの考えを示した。論文執筆には、WHOの主任科学者ソミヤ・スワミナサン氏や緊急事態対応部門統括のマイケル・ライアン氏のほか、FDAのワクチン研究・審査局長マリオン・グルーバー氏と、副局長のフィリップ・クラウス氏らも参加。