「授業料改定を検討、値上げなら支援策」 東京大学長
東京大は10日、20年間据え置いてきた授業料について「改定を検討している」とする藤井輝夫学長のコメントを同大のホームページで公表した。値上げする場合は経済的困難を抱える学生への配慮が不可欠だとし、「授業料免除の拡充や奨学金の充実などの支援策も併せて実施しなければならない」と説明した。コメントでは、国からの運営費交付金や授業料収入などの限られた財源を活用し、教育研究環境の充実や設備老朽化、物価や人件費の増大などに対応しなくてはならないと強調。