【考古学】奈良の唐古・鍵遺跡から九州土器 近畿初、弥生中期に交流
奈良の唐古・鍵遺跡から九州土器 近畿初、弥生中期に交流弥生時代を代表する集落跡の唐古・鍵遺跡(奈良県田原本町)で、北部九州で作られたとみられる弥生時代中期中ごろ(紀元前2世紀ごろ)のかめの破片が見つかり、同町文化財保存課が15日、発表した。当時の北部九州の土器が近畿で見つかるのは初めて。既に同遺跡から東海や中国地方の土器は確認されており、田崎博之愛媛大教授(考古学)は「後の時代の魏志倭人伝に奴国や伊都国として記された地域の土器だろう。