【医学】クッシング病の新規治療薬の開発 レチノイドX受容体アゴニストの有効性の検証
東北大学大学院医学系研究科 分子内分泌学分野の菅原 明教授らの研究グループは、難治性内分泌疾患であるクッシング病の新規治療薬として、レチノイン酸(ビタミンA の代謝物)の受容体に対する薬剤であるHX630が有効である可能性を見出しました。クッシング病は、脳下垂体に発生した腫瘍(下垂体腫瘍)が原因となってホルモンのバランスが崩れ、肥満、高血圧、糖尿病、骨粗しょう症、筋力低下、多毛、免疫力低下やうつ状態などを引き起こす疾患です。