【脳科学】音楽家やバイリンガルは脳を効率よく使うことが明らかに
■情報を一時的に覚えておく能力を測定
音楽や多言語を操る人の脳は、そうでない人の脳と比べ効率よく動くことが、このほど調査で明らかになった。カナダのベイクレスト・ロットマン研究所が実験を行い、結果を学術誌「アナルズ・オブ・ザ・ニューヨーク・アカデミー・オブ・サイエンシズ」に発表した。同研究所の発表内容によると、音楽家やバイリンガルの人はこれまで、例えば電話番号を覚える、指示の手順を覚える、暗算をするなどといった、情報を一時的に覚えておくワーキングメモリを使ったタスクが得意とされてきた。