【地質学】東日本大震災「プレート境界の岩盤の違いが津波を引き起こした」東北大が解明(動画)
![【地質学】東日本大震災「プレート境界の岩盤の違いが津波を引き起こした」東北大が解明(動画)](/img/scienceplus/1583965392.jpg)
日本の観測史上最大のマグニチュード(M)9.0の地震によって東北地方一帯を襲った巨大津波について、東北大学大学院の研究チームは震源域の地質を調査し、プレートの境界付近に広がる柔らかい岩石が断層の破壊を食い止められず、大きなすべりを引き起こした可能性があると発表した。2011年3月11日に宮城県牡鹿半島沖で起きた巨大地震では、東日本の太平洋沿岸を中心に北海道から沖縄までの広い範囲を津波が押し寄せ、特に東北から関東地方の太平洋沿岸では多数の集落が大津波に飲み込まれ、多くの犠牲者を出した。