【社会】フグ肝の食用、山口・下関市長「邪道」 解禁論に反発
天然トラフグの取扱量日本一を誇る山口県下関市の中尾友昭市長は30日の記者会見で、猛毒による食中毒の恐れがある「フグ肝」の食用解禁を佐賀県が国に求めていることについて、「(フグの)食文化から言っても邪道だ。もし認められれば『肝臓を食べても大丈夫』という誤った認識が世間に広がりかねない」と反発した。佐賀県は「毒のないトラフグの肝臓を提供できる」とする同県唐津市の水産業者の依頼を受け、養殖フグの肝の食用を限定的に認めるよう厚生労働省に申請。