【ゴキブリ】西はクロゴキブリ、東はヤマトゴキブリ…ゴキブリの東西日本すみ分け、縄文時代に成立か クロゴキブリは在来種と判明
小畑弘己教授
熊本大大学院人文社会科学研究部の小畑弘己教授(考古学)らの研究グループは、現在の西日本と東日本のゴキブリのすみ分けが、すでに約5千年前の縄文時代には成立していた可能性が高いことを明らかにした。縄文土器の破片に残る卵の痕跡からゴキブリの種を特定したという。小畑教授は、縄文土器に残された生物の痕跡である「圧痕」を見つける手法を使い、当時、栽培された植物やコクゾウムシなどの家屋害虫を検出してきた。