【物質化学】世界初!3-ヘキシルチオフェンと塩化鉄微粒子の酸化重合系反応機構を解明
世界初!3-ヘキシルチオフェンと塩化鉄微粒子の酸化重合系反応機構を解明—有機半導体高分子の低コスト創造プロセスに期待—
概 要
九州大学先導物質化学研究所の平井智康助教、高原淳主幹教授、大学院総合理工学研究院の西堀麻衣子准教授、故・寺岡靖剛教授(当時九州大学シンクロトロン光利用研究センター長)らの研究グループは、高知工科大学環境理工学群の杉本隆一教授、西郷和彦教授、九州大学シンクロトロン光利用研究センターと共同で、佐賀県立九州シンクロトロン光利用研究センター内(佐賀県鳥栖市)に九州大学が設置しているビームライン(※1)を使用したX線吸収微細構造(XAFS)(※2)の測定により、3-ヘキシルチオフェン(3HT)(※3)と塩化鉄を用いた酸化重合(※4)の反応機構を世界で初めて明らかにしました。