【宇宙】40億光年先の銀河中心から=宇宙ニュートリノの放出天体特定-千葉大など
南極にある施設「アイスキューブ」で素粒子のニュートリノを観測している千葉大などの国際チームは、昨年9月に検出した高エネルギーのニュートリノがオリオン座の方向に約40億光年離れた銀河の中心から飛来した可能性が極めて高いと発表した。論文が13日付の米科学誌サイエンスに掲載される。この銀河の中心には巨大ブラックホールがあり、猛烈な重力で周囲に密集したガスなどの一部が、磁場などの働きで光速近くまで加速され、「ジェット」として地球の方向に放出されたと考えられる。