【動物】ボルネオ島のテングザルに絶滅の予兆、中部大学などが国際共同調査
中部大学の松田一希准教授らの国際共同研究グループは、ボルネオ島に生息するテングザルが絶滅の予兆を示しているとする調査結果を明らかにした。調査には北海道大学やイギリス・フランス・中国の大学・研究機関が参加した。世界に生息する霊長類種の半数以上が、生息地の減少で絶滅の危機にあるとされる。しかし、ヒトを含む霊長類は長寿であり、生息環境の悪化がすぐには個体数の減少として表面化しないため調査が難しく、実際長期的な観察研究例はほとんどない。