【物理学】〈画像〉タンク内部、12年ぶり公開=ニュートリノ観測施設スーパーカミオカンデ-岐阜
東京大宇宙線研究所は10日、岐阜県飛騨市のニュートリノ観測施設「スーパーカミオカンデ」で水をためたタンクを12年ぶりに開け、報道陣に公開した。タンクの内側では、素粒子ニュートリノを捉える「光電子増倍管」約1万3000個が青色の光を放ち、幻想的な世界が広がっていた。同研究所は、宇宙の初期から起きてきた超新星爆発によって蓄積された「超新星背景ニュートリノ」の観測を目指すため、6月から9月末までタンクの改修工事を進めている。